女性更年期の身体の変化

更年期Menopause ギリシャ語に由来しています。Mensは月を意味しPauseは止まるを意味します。月経停止は受精能力を失います。

ホットフラッシュ(のぼせ)や睡眠パターンの変化、疲労感、動悸、そううつ病、体重の増加、膣の潤いがなくなるなどの症状が出ます。

では、更年期が始まるの時期はしっかりと定義があるのでしょうか?様々な調査が行われ、ライフスタイルの観点からは、栄養失調の女性は43歳頃から、また栄養状態が良い女性は47歳から始まると報告があります。

また、卵巣摘出手術や子宮摘出手術により更年期の時期が早まります。厚生労働省のガイドライン指導では、50歳以上の女性で「子宮頸がん」と診断された場合、「子宮及び卵巣は全摘」すると示されています。実は、私はその例でしたが・・・子宮頸部の癌は全く浸潤もなく「全摘」を宣告。2つの病院で確認をしましたが同じでした。※ガイドラインがそうだからセカンドオピニオンは無意味です。これは事実です。まだ、生理もあったので「全摘手術」は拒否し「部分切除」でお願いし事なき終え今も健診は行きますが、何の問題もなく過ごしています。因みに、必要のない摘出手術は、15%~60%という調査報告もあります。

手術を受けるにあたっては、①どの器官を摘出するのか?②他に方法はないのか?③術後はどうなるのか?④後遺症はあるのか?⑤精神的な不安定はおきるか?など最低限でも聞いてください。教えてくれないDoctorは変えましょう。貴方の身体です問題ないです!

話は、戻します。痩せていると更年期は早まるとお伝えしました。その逆もしかり・・・。ぽっちゃりは更年期は遅くくる傾向があります。理由はエストロゲンは卵巣で生産されるだけでなく体脂肪組織からも、副腎からも作られるからです。だからといって、肥満が良いわけではないので注意が必要です。

エストロゲンの低下パターン

A:月経が急に停止するタイプ。このタイプはエストロゲンの供給が突然停止するので更年期障害を経験する確率は高くなる場合がある

B:徐々に月経が停止するタイプ。期間と月経の量ともに少なくなっていく。期間が短くなり遅れたり、飛んだりしてきます。卵巣の退化がゆっくりなので更年期障害が軽い場合が多い。

C:月経の停止が不規則なタイプ。月経がひどかったり、1か月置きだったりします。1年後にいきなり来ることもあります。

更年期の最初のサインは、無排卵周期・・・卵胞数が徐々に減ります。私達の卵巣はあかちゃんの時には既に25万個もあるのですが、40代では約50個更年期が終わるころには全くなくなるのです。卵胞がないということは、卵がなく、エストロゲンや黄体、プロゲステロンがなくなるということ。卵巣はホルモンの分泌がないのに、下垂体は卵巣を刺激するために卵胞刺激ホルモンは13倍や黄体化ホルモンは3倍を通常の量よりもを血液中に放出します。この黄体化ホルモン量を計測すると更年期にはいったかどうかが分かるとのことです。ようするに、脳からのホルモンが増加し、卵巣からのホルモンは激減する状態になるのです。ですが、卵巣の中心は活発に働き、エストロゲンの一種である、エストトロンというホルモンは更年期後も血液中を循環します。更年期後は主に副腎がエストロゲンをつくりだします。最近は副腎疲労という言葉も出てくるほどになるほど、ストレスがかかり副腎が働かなくなることがあるといる仮説があるのですが、ここでも副腎を健康に保つことは重要になるのです。

後期更年期・・・膣や子宮頚管、子宮、卵巣などの萎縮性の変化があります。これは女性なら誰にも起こる現象です。自然の老化に伴い子供を産むための器官は徐々に張りを失います。子宮が下がってくると膣壁に食い込み重い感じがしたり、ひっぱた感じがするような感じになります。また、尿道活躍筋の収縮が弱くなり失禁が起こることもあります。

では次回は、症状にお悩みの方の為に自然療法やホルモン療法についてお話していきましょう。

 

 

 

 

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