セラピーとはその意味を探る

ゲシュタルトセラピーとの出会い

弊社「ゲシュタルト研究所」は創業36年を迎えております。

以前は「ヒューマニックス研究所」、その前は[日本テレホンサービス株式会社]」の全国ネットの「女性の為の電話相談」を医師、看護師の協力を得て100回線の電話を置きカウンセリング事業を行っておりました。3年で2万6千件余りの相談を受け、データ分析した後、ヒューマニックス研究所を設立しました。

電話相談を受けた時、何とか日本の状況を成長成熟していくにはどうしたらよいのかと、ゲシュタルト心理学の応用であるゲシュタルト心理療法を軸に現代人の神経症的資質(カウンセリングが長期になるとカウンセラーに依存してしまう傾向)を回避し、短時間で自立へ導く方法として導入しました。

引きこもりの人数は本当に多く2019年に公表した調査結果は全国の40歳から64歳の男女5000人を対象に行った調査でこの年齢層の全国の「ひきこもり」の人の数をおよそ61万人余りと推計されています。

シャワーを浴び続ける少年 1日中家にいて朝からずっとシャワーを浴びています。3時間から4時間シャワーを浴びっぱなし・・・なのです。その後満足して、蛇口に触れる・・・と再び「けがれた」といいシャワーを1時間ほど浴びるのです。シャワーを浴びた後は家の中のものに触れないように、画用紙を敷き詰めて自分の部屋に戻っていきます。この様子は家の中の物、特に父親に触れたくないという気持ちからの行動の現れということから親子関係に何かがあることからセラピーが始まります。

摂食障害の女性のケース 摂食障害は命がけです。家の中で引きこもり、食べた物を吐く。原因はダイエットや自分を受け入れられないなどの理由もあります。摂食障害の方は吐くことで心理的安定するため、沢山食べては吐くを繰り返します。胃酸は強酸です、最終的には歯もボロボロ、栄養失調になるなど疲弊してきます。吐くときに歯にあたる指はタコができ、吐くその声は家族にとって苦しみとなります。摂食障害の方は問題の多くはダイエット(痩せるときれいになれる)という妄想です。命がけで美しくなりたいという、彼女たちの脳は徐々に変化していき、吐く行為を止められなくなります。そして、止められない自分を責め始めます。

癒しはこころがすっとすること・・・ カウンセリングやセラピーとは、全て「感情」が重要と考え、「感情j」に焦点をあてて進めていきます。どのような感情を押し殺して生きてきているのか・・なのです。セラピーを行い感情のブロックが外れることで、抑えていた感情が吹き出し、悲しみや怒りが一挙に溢れだします。このブロック外しを弊社では「腸セラピー」「ブリージングセラピー」「ゲシュタルトセラピー」「アロマテラピー」などを使います。面と向かってのセラピーではなく各セラピーの中で解決できるようにしております。セラピー後、急に変化する方を沢山みています。

病気は精神安定剤のことも・・・あります。

セラピストは指導者でも、先生でもアドバイザーでもありません。ご自分自身で問題に取り組むよう実験を繰り返しチャレンジするのをお手伝いいたします。問題解決する段階までエネルギーが上昇するのを待ちタイミングを計るのがセラピストの役割です。カフェで耳を澄ましていると、「肝臓の数値がわるくて~」とか、「先日病院に入院したんだよ」など、病気になっているまたはが身体の具合が悪いなどの話を聞きます。そう、ある人にとっては「病気は宝もの」・・・病気を止める!捨てる!気持ちがないと治りませんし自立は難しい。。。これが、ゲシュタルトセラピーの「責任をとる」に繋がるのです。

無意識の鎧・・・・人は無意識に行動すること90%!人は無意識に自己防衛機構をもっています。ウイルヘルム・ライヒはそれを「性格の鎧」と言いました。「無意識の行動パターン」が性格です。性格の鎧は強く頑丈であると人間関係がスムーズにいかない場合があります。

人は失敗した時に振り返り「どのようなことが原因で失敗したのか」これを客観的に把握できるようになると、人は成長できるようになってきます。「親が悪い!社会が悪い!友人が悪い!」これは大変未熟な人がすることです。

反対に、自分が全て悪い、自分が嫌いと思うことも同じように性格の鎧が硬く、成長成熟できず、その場にとどまり変化がないことを意味します。その場が心地よければそれでもいい場合もあることはご理解くださいね。

治療の方法として・・・

①感情のバイブレーションをつかう。ご両親がお子さんをセラピーに連れてくることが普通です。そう、第1にご両親のお子さんに対する態度や話方などに注目し、ご両親が自分自身に気づくことでお子さんは変化していく例が多いのです。家族の中の一人が何かの問題に気づいた時から変化します。セラピーの世界ではよく起きることです。

②五感トレーニングをつかう。「人間関係はお互いに理解し合うものではない」と心理学博士荒川旬美は言います。女性が男性を理解、そのまた反対も出来るわけがないと・・・。ただし、共感することができる。

それ相手が感じていることを受けとめ、その感情についてフィードバックすることは可能です。現代人はそれができない・・・訓練されていないように感じます。常に考え事をしていて感じることをしていないからです。直観力がなくなっているのが現代人なのです。そこで、トレーニングとしての「五感のトレーニング」です。味覚、触覚、嗅覚、視覚・・・感ずる世界を広げることが「気づき」の第一歩になります。

 

 

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